開催報告: 社内人材育成コミュニティ連携イニシアチブ(JACO) – 第3回Meetup

みなさまはじめまして。NECソリューションイノベータの烏山と申します。

2021年7月20日に実施された、 Jagu’e’r (Japan Google Cloud Usergroup for Enterprise) の分科会として発足した「JACO」の第3回Meetup の開催レポートをお届けします。

そもそもJACO ってなんなの

JACO は、Jagu’e’r Community の略称でメンバーで決めた愛称です。

Jagu’e’r の デジタル・クラウド人材育成分科会 の中で、
クラウド人材育成に向けたコミュニティをどう作り、維持するか を議論する場です!

 

オープニング

まず、デジタル/クラウド人材育成分科会のGoogle 上田さんからのご挨拶と、本イニシアチブの位置付けについて。

今回もたくさんの方にご参加いただき、ありがとうございます!

その後、アクセンチュアの青柳 雅之さんにファシリテーションのマイクが渡されました。
MeetUpは3回目です。

セッション2: アクセンチュアにおける取り組み紹介

アクセンチュアでは、青柳さんがリードするCloud Data & Analytics Capabilty Groupのメンバーがカスケード式トレーニングを運営しています。今回は、以下の横山祐樹さん、秋元良太さん、吉田智哉さんが登壇されました。

なぜカスケード式というかと言えば、2か月の学習タームを終えると、次の学習タームでは生徒の一部が講師を行い、カスケード式に育成が広まるからです。メリットは育成のできるスキルの高いメンバーに負荷が集中しないこと、育成のできるメンバーが増加することです。また、トレーニングは座学ではなく、週2回、1回30分の口頭試問というのも大きな特徴です。生徒は前の週に指定されるドキュメントを読み込んでこれに備えなくてはなりません。

実は、アセットの共有化、専門家への容易なアクセスといった本来強みとされる部分が、自ら学ばずに人に頼る社員を増やすことを引き起こし、技術者育成の落とし穴にはまるというのが衝撃的でした。

このカスケード式トレーニングで増加する講師や生徒たちはコミュニティとも言え、知識の底上げを目指しています。

また、様々な部署でクラウドの必要性が高まっていますが、各部署に同じ運営を行う支部を作って、育成をスケールしているそうです。

この活動は、個々人の自主的な活動をベースにコミュニティで運営していくということでした。

以前からアクセンチュアさんの育成には興味があったのですが、細かく聞けて大変参考になりました。Q&Aも多く出ていました。
JACOに入っていると、他社さんの育成施策をいろいろ知れてメリットが大きいです。

セッション3:お悩み紹介・ディスカッション

アクセンチュア における取り組みの後、ファシリテーターのマイクは NTT Data の木下さんに。

いくつかのお悩み相談がありましたが、いくつかのお悩み(僕の印象に残った、という点も含めて)拾って。。。

  • お悩み(1).チームに最低限学んでほしい技術をどのように定義するか?
    オンプレも含めてシステム構築の経験が無いメンバーは、基本情報、応用情報を理解してもらうのも大事ですね。
    私の部署でも文系出身の新卒だと、基本情報を勧めていますね。
  • お悩み(2).研修やハンズオンの形式知化はどうしている?
    受講したハンズオンを社内向けにカスタマイズして、受講者が社内向けに研修を行ったりしたことはありました。
    – チームMTGで自由に話せる時間をとっているのでその場で部署を越えて 社内で行われるライトニングトークや部署の知見共有会といったところで行っています。
  • お悩み(3).手をあげづらいトレーニングがある。
    上層部が初級のトレーニングを受けるので恥ずかしいと思う人がいない。すごく偉い人はよく学び、中間くらいが学ばない気がする。

終わりに

およそ一時間半の Meetup でしたが、非常に盛り上がって終了を迎えました。

次回も盛り上がると思いますので、みなさまぜひ参加をお願いします!

(恒例のJagu’e’r ポーズでの集合写真は撮り忘れました・・・・笑)

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