CCoE Class Room 【第5回】を開催しました!
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メリークリスマス!
Jagu’e’r CCoE 研究分科会のオーナーをやっております、Google Cloud Japan の黒須です。
サンタ業務も無事終わり、なんだか眠れないので今年の残タスクであるこのポストを書いております。
われわれ CCoE 研究分科会では、毎回ルーレットで Blog 執筆当番を決めているのですが、まんまと今回は私になってしまいました。
このポストでは先日おこなわれた CCoE 研第5回目の MeetUp Class Room を振り返っていきたいと思います。※Meet Upとしては記念すべき10回目の開催でした!
お付き合いいただければ幸いです。
【CCoE Class Room 第5回目のようす】
年末の忙しい時期にもかかわらず、今回も20名近い方にご参加いただきました。新規加入は以下の方々です。
毎月のMeetUpでおおよそ2〜3社ずつ増えています、すごいですね。
鈴木 直 | PwC コンサルティング合同会社 |
土屋 敏行 | SOMPOホールディングス株式会社 |
野田 泰宏 | 日本ビジネスシステムズ株式会社 |
※みんなで記念撮影。ファンキーな方もいらっしゃいます。
当日のアジェンダなど
CCoE 研究分科会の MeetUp は特に開催形式などは決めておらず、これまで下記を念頭にみんなで活動してきました。
- お互いのお悩みポイントを知り、交流することで解決のヒントを得る
- CCoE としての活動をひろく認知させることにより、日本の DX を推進する
今回のアジェンダも、1及び2を肝に銘じながら、新規参加者の方もスッと入ってこられるような議論形成を心がけました。
事前に「どんな議論内容にしようかな」ということを、年の途中まではひとりで考えていたので結構しんどかったのですが、途中から Secretary General として Visional の粟田さん が参画してくださってからは、とても楽に、幅もひろくなりました。この場を借りて御礼申し上げます!粟田さんありがとう!
※SG の粟田さん キマってますね
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前置きが長くなりましたが、アジェンダです。
- 新規参加者からの自己紹介( SOMPO ホールディングスさん / PwC さん / JBSさん)
- Data Center Transformation についてご紹介 by Google堀地さん
- Class Room
新規参加者の自己紹介の後に、Google Cloudより皆さまへデータセンターの老朽化などに対応するためのソリューションを紹介したりしつつ、本題の Class Room へと突入しました。
毎回、
①何かしら日々の業務活かすことができる、気づきを与えることができるであろう情報インプットのためのコンテンツ
と
②Class Room
という構成を意識しています。
Class Room
今回は、「CCoE 研 1年の振り返り」をテーマにして、4つのブレイクアウトルームを用意しました。
運営としては皆さんの声をきちんと聞きつつ、来年からの活動をより良いものにしていきたいなという想いがありました。
いつも30分ほどのブレイクアウト時間を確保しているのですが、大体ぜんぶの部屋が盛り上がってしまい、切り上げタイミングに戸惑います(笑)。
議論が煮詰まってきた段階で、メインルームに全員を召喚し、各部屋から発表タイムです。出てきたご意見がこちらです。
部屋1:ざっくり参加してよかったこと
- 足下の業務から一旦頭を切り替えられるため、リフレッシュすることができた。
- 社外の CCoE の方々とネットワークが広がり、困った時に頼れる安心感が得られた。独りじゃないという気持ちになれた。
- これから CCoE に取り組んでいくフェーズのため、他社の事例を参考に自社なりのベンチマーキングができた。
- CCoE 本をみんなで作ることができたのは、とても良い経験と思い出になった。
- CCoE 研が毎月のようにMeetUpを開催してくれる安心感。相談の環境があるということが大きかった。
- CCoE 研絡みで社外露出が増えた結果、社内を動かす原動力になった。採用にも良い影響が出ている。
「良かったこと」しばりなので、基本嬉しいことばかり並んでおります。CCoE をリードしていくのは、地道であり孤独なこともあります。そんな時に寄り添える場所を作ることができて本当に良かったと感じました。
部屋2:自社や自分でチャレンジしたこと
- CCoE 研での他社取り組みや担当者のマインドに触発され、社内の人材および文化を変えようと、今までよりもさらに一歩踏み出してみた。
- デジタル人材の教育面に取り組んだ。
- 突き詰めると人であることを知ったため、モチベーション、考え方、リテラシーの3点を軸に活動するようにした。
- オンプレからどうクラウドに転換させるかというところで、部門間の軋轢が発生するが、突破しようと試みている。
CCoE 研に参加する企業には、大きく分けて2種類のフェーズがあります。”CCoE を長く運営してきていて次の展開を見据えている企業” と、 ”これから CCoE を学び、自社へも展開していこうとする企業” の2つです。この部屋では、後者が前者に触発されてチャレンジしてきた様子が現れていました。
部屋3:分科会運営で改善したいこと
- オフライン MeetUp の可能性をちゃんと考えてチャレンジしてみたい。
- Slack にお悩み相談チャンネルをつくるなど、集まっている知見の有効活用をするプラットフォームがほしい。
- これからではなく、CCoEの先にある世界の議論がしたい。
- 特定テーマで意見交換の会があってもよい。 例)バーチャルとハード組織の違い / KPI、評価の仕方
長く分科会運営に携わっていただいているメンバー中心のこの部屋からは、来年度につながる良いフィードバックが得られました。COVIDの状況次第ではありますが、オフラインでのMeetUp、このメンバーでやるのはとても楽しみですね。部屋2でも出ていた”企業によるフェーズの違い”の指摘や、”他の分科会との交流が少ないこと” が出てきました。この点は重要な要素になる気づきを得ましたので来年に向けて企画を進めたいと思います。
部屋4:今後チャレンジしたいこと
- 社内のコミュニティが成熟していないところを打開したい。
- 利用しているクラウドのコスト周りを最適化していきたい。
- ベストプラクティスを社内で共有、好循環を生み出す仕掛けを作りたい。
- 分科会では、フェーズごとにチームを分けたりして、それぞれの置かれた状況や視点を合わせた形で、将来を見据えたビジョンの議論がしたい。
「みんな違って、みんな良い」というのが個人的な信条で、CCoE が進んでいる/いない にかかわらず、ごった煮でMeetUpを繰り返してきた1年でしたが、”企業によるフェーズの違い”の指摘がまたもやこの部屋でも出てきました。改めて、この意見は大事にしたいと思いました。時には、フェーズが同じ企業担当者同士で議論することも求められていることを知りました。コミュニティ運営のヒントをもらえた気がします。来年度は絶対に活かしていきたいと思います。
おわりに
いかがでしたでしょうか? 2021年最後の MeetUp 報告ポストをオーナーである私がやるというのも節目として良かったのではないかなと勝手に思っています。ルーレットで決めようと言っておきながら自分になると少し恥ずかしいですが(笑)。
この1年は、Jagu’e’r ならびに CCoE 研のオーナーとして皆さんと日々改善を重ねながら、コミュニティとして成長することができたのではないかと思っています。今後もますますの発展と、皆さまのご健康を祈念して。
最後まで長文にお付き合いくださいまして、誠にありがとうございました。
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Yoshikazu (Crossy)Kurosu