Sustainability分科会第4回(Meetup)開催しました!

こんにちは、Sustainability 分科会運営の秋元です。

先日 7/25(月)に開催した、Meetup #4 の模様をお伝えします!

 

アジェンダ

  • オープニング:Sustainability 分科会の概要と New Joiner ご紹介
  • 基調講演 LT :SDGs に関する考察 
  • ワークショップ:「私たちが目指すサステナビリティ」
  • クロージング

 

今回のブログは、同じくSustainabillity 分科会運営のNRI米川さん、Google Cloud 堀地さん、荒島さんの4人で、共同執筆します!

 

ブログ担当

秋元良太(アクセンチュア):オープニング&クロージングを担当

堀地さん(Google Cloud):基調講演 LT をご担当

米川さん(NRI):ワークショップ実施の流れ及びワークショップ(マグロ班)をご担当

荒島さん(Google Cloud):ワークショップ(発信命!班)をご担当

 

オープニング

それでは、早速、当日の模様をお伝えしていきます!

まずはオープニングとして、Sustainability 分科会の紹介を分科会オーナーである、岡田さん(Google Cloud) よりさせていただきました。

 

サステイナビリティに関して興味のある方、ぜひ気軽に遊びにきていただければと思います!

まだ Jauger 会員ではない方は、まずJaguer 会員への登録を済ませたのち、Sustainability 分科会への登録もお願いします!

 

今回の Meetup を機会に、新しく3名の方にご参加いただきました。

皆さんの自己紹介を聞いていると、ユニークなバックグラウンドに加えて、サステイナビリティへの情熱に溢れており、これから一緒に活動していくことが楽しみです!

 

それでは、次の基調講演LTへ続きます。

(執筆者:アクセンチュア株式会社 秋元 良太)


基調講演 LT :SDGs に関する考察 

サステナビリティの話題でよく出てくるSDGs(持続的な発展目標)について、言葉はよく聞くけど、身近なトピックとしてどう捉えて理解したらいいのだろう、と思ったことはありませんか?

この点についてアクセンチュアの青柳さん、秋元さんよりLT(ライトニングトーク)を頂きました。

まずは、イントロとしてSDGsの概要についてご説明頂きました。

 

SDGsにおいては、17個のゴールが設定され、社会・経済・環境のいずれかのテーマに分類出来ます。

国連総会で採択された2030アジェンダでは5つのP( People, Prosperity, Planet, Peace, Partnership )が掲げられてますが、SDGsの17個のゴールはこの5つのPによって整理出来ます。

 

またSDGsは、普遍性、包括性、参画性、統合性、透明性という5つの特徴からも分類出来ることが出来ます。

 

何か一つの活動がSDGsで掲げる複数のゴールに関連することもあり得ます。それぞれが密接に絡みます。

5つのPなど、難しい言葉で語られることの多いSDGsですが、直感的に理解しやすいことを目指して、もう少し身近なトピックとして捉えることは出来ないでしょうか?

そこで、「優しさ」というキーワードを切り口にして、3つの観点で見つめ直しました

 

この3つ(みらい・いのち・みんな)の優しさの観点でSDGsを見つめ直すことによりSDGsで謳う課題感を自分ごと化することを目指してみましょう。

 

具体的なSDGsに関する事例を5つ挙げました。

一つ目は日本で初めての「自然エネルギー100%大学」を達成した千葉商科大学

 

2つ目はGoogle Earth Engine、GCPと機械学習などを活用し、違法な操業を防止及び海洋生態系を保全するためのプロジェクト

3つ目にGoogle Cloudにおいて2030年までに世界中どこでも24時間365日カーボンフリーエネルギーエネルギーにて事業運営する目標を掲げていること

 

4つ目に日本など先進国における温室効果ガス排出が、遠く離れた例えばアフリカにおける干ばつを引き起こし、それまでの生活基盤が成り立たなくなったこと

5つ目に日本における食品ロス量が1年間で522万トン(これは国民一人あたりお茶碗1杯分のご飯を毎日捨てていることに換算出来る量だとか!)であるが、フードバンクやフードドライブなどの取り組みにより貧困状態にある人に食料を届けることが出来ること

(執筆者:グーグル・クラウド・ジャパン合同会社 堀地 聡太朗)


ワークショップ

青柳さん、秋元さんの基調講演の後は2チームに分かれ、以下の3つのテーマをチーム内でダイアログしました!

1. 私たちが目指す未来とは?
2. 現状の整理
3. 今とるべきアクションの整理

 

サステナビリティを自分の身近なものとして捉えるきっかけをもらった後に、早速みんなで自分たちの考えるサステナビリティを考えるワークショップ、大成功でした(詳細はこの後のチームのセクションをご覧ください)!

基調講演の熱量を受け取って、すぐにサステナビリティに興味のある方々とダイアログができるのはSustainability分科会のいいところですね!(宣伝)
運営メンバもサステナビリティってなんだろう?何ができるんだろう?という状態で一緒に学んでいきたい、という分科会なので、興味がある方はぜひぜひ一緒に参加いただけると幸いですmm

(執筆者:株式会社 野村総合研究所 米川 賢治)


 WSマグロ編

Team マグロでは海の豊かさを守ろうをテーマにダイアログしました!

自己紹介の中で、普段触れることのないSDGsに関する情報をこども向けの新聞から学ぶことが多い、という話があり、マイクロプラスチックが海の食物連鎖のピラミッドで上位にいるマグロに集約され、それを食べる人間に大きな影響がある、という話題から議論が自然と膨らんでいきました。(この話題からチーム名を取っています)

未来を担う子どもたちが勉強している中、その子どもたちにつなぐ私達もきちんと勉強して考えないといけないなと思いながら、私達が海そのものや生態系を守るために何ができるかを色々話していました。

海やマグロの話から土用の丑の日が近かったこともあり、絶滅危惧種に指定されているうなぎの話になり、うなぎのように養殖が難しい魚をどう保護するかであったり、うなぎを近年食べ始めた国がある昨今、大量にうなぎを消費している日本国民として何をすべきか、といった問いかけが生まれました。

これに対し、他の人も食べれるように自分が食べるのを控える優しさであったり、マグロの代わりに漁獲量の多いカツオのツナ缶を食べるといった危機に瀕していない代わりの魚を食べる、と言った案が出てきていました!

また、どの国にも属さない公海での魚の乱獲が問題になっているのに対し、Global Fishing Watchは有効だ、と基調講演で紹介された事例の話も話題に上がりました。

海の豊かさを守ろうというテーマに戻り、プラスチックを使わざるをえないのであれば自然にやさしいバイオプラスチックを使えばいいのではないか、という問いがありました。

この話から、バイオプラスチックのようなコストがかかるものを利用すると企業の収益を圧迫するため、何らかのインセンティブがないと活用促進が難しい、というSDGsの本質に迫る議論へ発展しました。

資本主義である限りはインセンティブがないと世の中は動かないため、金融業界で近年広がってきたCO2排出量で企業を評価するような仕組みを、より広い業界や個人にも適用していく必要があるかもしれない、という議論に発展しました。

短い時間ではあったものの、こども向け新聞のマイクロプラスチックとマグロの話から始まり、様々な魚の保護、プラスチックそのものの話、資本主義社会におけるSDGsの浸透方法と非常に多岐に渡るテーマについて議論がされ、新しい視点や様々な問いを得られた場になりました!

議論の中で湧いてきた素朴な疑問を口にすると参加者のどなたかが解を教えてくれ、知識の幅も深さも一気に深まった有意義な時間を過ごすことができました!

参加いただいた皆様ありがとうございました!

そして、SDGsについて悩んでいる方も同じ経験が得られると思うので是非一緒に会話できると良いな、と改めてこの分科会の良さを実感しました!

(執筆者:株式会社 野村総合研究所 米川 賢治)


 

WS発信命編

Team 発信・命!では、「みんなが安心して、美味しいご飯が食べられる世界」「食料や天候のことを心配しなくて良い世界」、「四季が無くなりそう」といった、心配Freeな世界にすること、が私達が目指す未来、という、身近な世界の話をきっかけに、ディスカッションが盛り上がりはじめ、最後は、ダイバシティ、ジェンダー、分断といった、思わず我々自身も、ちょっと話が壮大すぎるか?!、というキーワードも議論の中で、でてきました。

ディスカッションを続ける中で「SDGsという言葉が強すぎる」「すべきである、というメッセージの出し方だと押し付けがましくなる」という、私自身、考えもよらなかったことに対する気づきが得られました。

また、メディア業界にいらっしゃる方からは「(SDGsに限らず、一般的に)発信すればするほど、胡散臭いと思われる傾向があるので、表現を控えることがある」というコメントがあり、情報発信の塩梅の難しさを痛感。

その後も、活発な議論は続き、SDGsに対する取り組みを『どこかの意識高い人がやっている、なにか壮大なこと』ではなく、『自分ごとにしてもらうことが大切である』、『自分ごとにするためには他者や自分の周囲に対する優しさを、みんなに持ってもらうことがSDGsへの取り組みを進める上で大切だよね』、という結論に至りました。

(執筆者:グーグル・クラウド・ジャパン 合同会社 荒島 麻衣子)


クロージング

皆さま、ブログは楽しんでいただけましたでしょうか。

多様な分科会メンバーの想いが詰まったMeetupになったのではないか、と自負しております。

当日のワークショップ終了後に、記念撮影をしました!

この楽しそうな集まりに参加してみたい、という方は気兼ねなく分科会登録ください!

みんなで少しずつ知識をつけている段階ですので、事前知識は不要です。

今後の特筆すべきイベントとしては、10月に Google Cloud Next ‘22 があります。

こちらでもサステイナビリティ関連のアジェンダが用意されている模様です。

忘れないうちに、イベント参加登録ですね!

私も参加登録を済ませました!

登録先リンク goo.gle/gcnext_opg

それでは、皆さま、次回は8月の Sustainability Cafe で会いましょう!

(執筆者:アクセンチュア株式会社 秋元 良太)

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