開催報告:LACO#10「自分を『そそのかす』N個のうまいやりかた」
みなさまこんにちは、デジタル・クラウド人材育成分科会です!
2023年4月18日に「自分を『そそのかす』N個のうまいやりかた」をテーマに、「LACO Meet up #10! by Jagu’e’r デジタル・クラウド人材育成分科会」を開催しました。
LACO Meet up #10では、モチベーションを維持する秘訣について、3組の登壇者にLT発表していただきました。さらに、チャレンジLTとして「落語×LT」という新しい形式での発表に挑戦していただきました。
今回はオフライン会場での様子をオンラインでも配信するハイブリッド開催でしたが、オンラインでのチャットもオフラインに負けず大盛況でした。
これから資格を取得したい方や社内で自発的活動を促進させたい方の参考になればと思い開催した本Meet upですが、皆様お忙しい時期であるにもかかわらず、会場参加者+オンライン参加者で最大60超えとたくさんの方にご参加いただき、アンケート回答もほぼ満場一致で満足という声をいただきました。ありがとうございます!
上記の4名が今回のLACO#10のメイン運営メンバーです。4名中3名が運営初参加というフレッシュなメンバーによる開催でした!
リンク
LT.1「モチベーションの秘訣 ─ 同期3人の挑戦」 電算システム/河窪 伸弥様、松原 颯様、新 直哉様
LT.2「クラウドへの第一歩!最初の人材育成はまず自分から」 敷島製パン株式会社/吉安 壮真様
LT.3「ぼっち・ざ・もちべ!」 CTCシステムマネジメント/古林 信吾様
チャレンジLT.「まんじゅう怖い、Google Cloud怖くない!」 電算システム/河窪 伸弥様
クロージング
OpeningとしてLACO#10運営メンバーのご紹介と人材育成分科会の簡単なご紹介をしつつ、3組のLT・チャレンジLTと盛りだくさんの1時間の始まりです!
本ページでは、各LTの振り返りを記載しておりますので、是非ご覧ください。
(NRIデジタル株式会社 / 松永 葵)
LT1.「モチベーションの秘訣 ─ 同期3人の挑戦」
電算システム/河窪 伸弥様、松原 颯様、新 直哉様
最初に電算システム様から仲の良い同期3名でのLTになります。
自己紹介から、それぞれのモチベーションについて話していただきました。
トップバッターの河窪さんからは「キッカケにつながるモチベーション」です。
お笑いが非常に好きな河窪さんのキッカケとは・・・
関谷さん(のせい)のおかげ!
素晴らしい先輩がいるっていいですね!
落語LTが生まれたのはJagu’e’r Park ‘22後の懇親会だった!!
お酒の勢いとはいえ「やります!」と宣言して、実行に移すのは漢らしいですね。
そして「頑張るしかない」状態へ追い込まれるも、最終的に「やってよかった!」と結果オーライ。
「後の自分に任せる勇気」素晴らしいパワーワードの上で、
LTトークの最後に次に繋げるきっかけを作るのカッコイイ!!!
2番手はLACO#9でも登壇された松原さんから「学びで高めるモチベーション」です。
LACO#9に登壇されてから、わずか2か月で2つも資格ゲット!
その急上昇中のモチベーションを支えた3つの勉強法をお教えいただきました。
完璧を狙わない(優秀な人は除くんですけど)なるほど、その通りですね。
完璧を狙ってずるずる時間が過ぎるより、イケそうかなと思ったら受けるというのは理にかなっていますね。
1個とれるとどんどん良いサイクルに入れるというのも納得です。2か月で2つ取得できるわけですね。
「苦行にしない」モチベーションに本当に必要なことですね。
楽しんで学習するのが一番です。学びって楽しいんですよ。
ChatGPTに「Google Cloudの認定資格のメリットは?」と聞いたりしてみるというのは面白いです。
ChatGPTを使った勉強法をされている方もいるそうなので、新しい技術にさっそく触れて活用するのはいいことですね。
コミュニティでやる気を分けてもらえる。まさにJagu’e’rの面目躍如ですね。
「人に教えるのは最高のアウトプット」勉強会をやってWin-Winになるのはいい流れですね。
-更新のタイミングどうしてますか?
-「ソレナ!」と賛同してもらえると思ったら、「気にしてない」
目から鱗ですね。気にせずどんどん、資格取りましょう!素晴らしいLTでした。
トリを飾るのは、とてもいい声の新さんから「資格取得で変わるモチベーション」です。
ありがたいことにチームの方やマネージャーの方も参加いただく仲の良い職場ですね。
恐れ多い
ケツを蹴られ背中を押され受験するのもきっかけとして大事ですね。
言い訳を探すのではなく、背中を押されてやってみるのはいいことですね。
実務に入る前に、実務の予習として、試験を受けてみるというのもお勧めできる考え方ですね。
学んだことを理解して、実際に身に付くというのはいい流れですね。
慣れるために、前もって資格を取ってみるのもいい。
素晴らしい気付きをいただきました。
LTの最後に一緒に登壇した仲間に質問が飛ぶの斬新でいいですね。
「クラウドの資格の勉強を中心に周りの技術も知っていく、深堀することで、資格だけの人にならない。」
深い言葉です。
お三方それぞれからの、様々な観点でのモチベーションを教えていただき、楽しくためになりました。
ありがとうございます。
(CTCシステムマネジメント株式会社 / 古林 信吾)
LT2.「クラウドへの第一歩!最初の人材育成はまず自分から」
敷島製パン株式会社/吉安 壮真様
続いて、敷島製パン株式会社より、吉安さんのご登壇です!
Pascoさんのチョコチップスナックパン(商品名出して良いのかな)、子供の頃から今でも大好きです!
全国展開されているのは知っていましたが、本社は名古屋なんですね。
また、冷凍のパンを販売されてらっしゃるとのこと、初耳でした。家でも焼き立てと同じ物を食べられるということで、なんだかお腹が空きますね。
吉安さんは敷島製パンさんの中でも、インフラや情報システム部門のご担当として長くご活躍されているそうです。基幹システムのクラウドリフトに伴って、Google Cloudも触られ始めたとか。近年はセキュリティやビッグデータなどの案件にも携わられている、との事で、守備範囲の広さが凄まじい…!
そんな吉安さんですが、社内の動きとして、過去に基幹システムの入れ替えに伴って開発や運用を外注しようという流れがあり、そこから人材育成についての数々の課題・悩みが生まれてしまったのだとか。0から何かを始めるって、本当に大変ですよね…
問題解決のため、吉安さんは社内に横断型の組織を作ることで、クラウドの利活用を効果的に進められないか?という考えを持たれたそうです。その上で、スタートを切るために自身のスキルアップを!じゃあ何からしようか、ということで、Coogle Cloud認定資格取得に向けて動き出されたんですね。こういった(何から始めようかな…という)状況において、認定資格って非常にわかりやすい1つの指標になってくれると思います。
社内での協力も(あまり)得られる環境ではなかった、とのお話でしたが、そんな中、吉安さんはどうやってモチベーションを保たれたのでしょうか?
4つのマインドを持つことでモチベーションの維持が出来た、と語る吉安さん。「承認欲求はうまく刺激すればモチベーションに繋がる」とのお話で、思わず頷いてしまいました。(何歳になっても、人に褒められるって嬉しいものです。。)
今回、「CCoEを立ち上げる」という目標や使命があったから頑張れた、というお話。なんとなく資格試験を受けてみようかな、だけだと、勉強してもなかなかやる気も上がらないですよね。明確な目標を持って取り組むのって、当たり前のようで結構難しいことのように思います。(筆者はついつい途中でハードルを下げがちです…)
周りの人たちの成長に貢献する・後進メンバーの育成を考える、というのも強くモチベーションを保つ秘訣とのこと。一人ではつらい、しんどいことも、チームでなら頑張れる…気がします!
吉安さんはご自身の認定資格取得を振り返り、Jagu’e’r への参加を通して、自分と同じように頑張る人たちから刺激やアドバイスを受け、モチベーションの維持が出来た、とお話を締めくくられました。
(認定資格に限らずですが)日々の業務がある中、並行して何か勉強するのって、本当に大変だと思います。頑張っているのは(僕/私)だけじゃない、みんなで一緒に頑張るんだ、という考え方や捉え方、大事にしていきたいと思います!
また、社内やチームの垣根を超えて一緒に頑張る人を見つけられるJagu’e’rという場所は、改めてありがたい存在だなぁと感じたのでした。
吉安さん、大変参考になるお話、本当にありがとうございました!
(株式会社電算システム / 新 直哉)
LT3.「ぼっち・ざ・もちべ!」
CTCシステムマネジメント/古林 信吾様
お次は、CTCシステムマネジメント株式会社より古林さんのご登壇です!
大流行したあのアニメを彷彿とさせるタイトルで、ひとりであってもモチベーションを維持するための素晴らしいノウハウを熱く語って頂きました!
現在は運用・構築などクラウドを活用したインフラ領域でご活躍されている古林さんですが、1年ほど前まではオンプレエンジニアで、リスキリングを経てクラウドエンジニアへとジョブチェンジされたそうです。
IT分野に限らず、リスキリングというキーワードが熱いですよね!
そんな古林さんはペットのハリネズミを溺愛していらっしゃいます。お写真からもハリネズミ愛がひしひしと伝わってきますね!
GoogleのDatacenter as a Computer(=データセンター全体を1つのコンピュータとして捉える考え方)が大好きだそうで、このあたりはインフラエンジニアの方は共感できるのではないでしょうか?
最近だと、印西にデータセンターができましたよね!筆者も行ってみたいです。
プライベートでは日本酒を嗜まれるそうで、その熱量は個人でお酒を買い集めて、日本酒の会を主催するぐらいだとか
古林さんがお勤めのCTCシステムマネジメントでは、AWS、Google Cloud、Microsoft Azureをはじめとするメガクラウドからプライベートクラウドまで幅広く運用・構築を手がけていらっしゃいます。
そして、なんと本日はこのLTのために遠路はるばる名古屋からお越しくださいました!本当にありがとうございます!
資格の話題に移りまして、現在5つのGoogle Cloud認定資格をお持ちの古林さん。
数が多いのもさることながら、たったの4か月間で取得されていることにも注目です!す…すごい!
しかし、驚くのはまだ早かったのです…
なんと、Azure、AWS、Oracle Cloudも含めた驚異の3.5刀流です!
3.5刀流とご謙遜なさる古林さんでしたが、いやいや4刀流だと思ったのは筆者だけではないはずです。
いったいどのようなモチベーション維持術がこの結果を支えたのでしょうか?
第一は睡眠!
(それにしても写真が可愛すぎます!)
なにをするにも、まずは睡眠が大事なことを改めて認識しました。
忙しくなってくると、睡眠を削る方向に進んでしまいがちな方は多いのでは無いでしょうか?(筆者はまさにそうです)
「まずはしっかりと寝る」こんな基本的な所に一番のポイントがあったのですね…!
出社までの時間や、移動中のスキマ時間を学習に充てているという古林さん。
そのようなスキマ時間でもスッと切り替えて集中して取り組めるというのも、質の良い睡眠が支えているのでは無いかと思います。
それに、時間を上手く使えるとさらにモチベーションアップに繋がりますよね!
第二は「目標」です!
(かわいい)
なりたい自分を意識して目標を立てることは、大事なことだと思いました。
何か立派な目標を立てないと…と思ってしまいがちなのですが、軽い気持ちで入ることも時に重要です。
試験の予約は絶対にしようと思いました。
いつでも受験できるということは、いつでも先延ばしにできるということなので、「試験の予約は必須」という言葉は胸に刻んでいきたいと思います。
最後のポイントは「褒美」です!
写真はハリネズミの赤ちゃんで、アイスのスプーンに載るくらいの大きさでやわらかいそうです。触ってみたいぃぃ
心理的安全性を確保して、失敗しても良い状況を作った上でさらに、合格してもしなくても自分の頑張りをしっかり労ってあげることが大事!
試験受けるだけでプレッシャーがかかるので、この考え方は参考になります!
古林さんは、会社から5つまでご褒美がもらえるので、5つ取得しているとのことです(笑)
しっかりおいしいところを取りきっているのが素晴らしいですね。
合格時にもらえるGoogleグッズはモチベーションになりますよね!
ただ、欲しかったグッズが売り切れたり、合うサイズが無いのはGoogle資格あるあるだと思います。。
名言「学ぶこと自体を楽しめるようになる」は本当にその通りだと思います。
勉強を頑張るには、コミュニティに参加しよう!は良く言われていることですが、知識はやはり自分でつけていくものかと思います。
お一人(=ぼっち)で進んでいく方法、とても参考になりましたし、ぼっちでもここまでやれるんだ!と、とても励みになるLTでした!
古林さん、ありがとうございました!
(株式会社電算システム / 河窪 伸弥・松原 颯)
チャレンジLT.「まんじゅう怖い、Google Cloud怖くない!」
電算システム/河窪 伸弥様
さて、最後のLTは「チャレンジLT」と題して、スライドを投影しながら話す普通のLightning Talkではない形でLTをしてみようという試みでした!
発表頂くのは本日2度目の発表となる電算システムの河窪さんで、落語×LTという形式で発表頂きました!
出囃子が流れ、河窪さんが壇上にあがってきました!着物似合ってますね!
おそらく世界初(?)の落語LTがはじまります…!
イベント運営の関谷さんの無茶ぶりのせいおかげで落語でライトニングトークをすることになったとのこと。
河窪さん「時はなぜか江戸時代にさかのぼります…」
ということで、江戸時代に生きる河窪さんがご隠居さんにGoogle Cloudのいろはを教えてもらうという流れに。
さすが江戸時代のご隠居さん、資格取得について多くのアドバイスを河窪さんにしてくださります。
Jagu’e’rのどの分科会に入ればいいのか分からない河窪さんには、
ご隠居さん「まずは人材育成分科会にでも入るのがいいんじゃないかい」
(あ、ご隠居さんご贔屓にしていただき助かります…!)
さらにはIAMが理解できない河窪さんには
ご隠居さん「おまえさん、ドキュメントは読んだのかい」
ご隠居さん「分からなくてもいいからまずは一旦全部読んでみるんだ」
ご隠居さん「分からないところを調べてまた読んでみる。これを繰り返してるとすっと入ってくる時があるから、我慢して読んでみるんだよ」
これは会場参加者の皆さんにも思うところがあったようで、頷きながら聞いている方もいらっしゃいました。
実はこのLightning Talk、河窪さんのProfessional Cloud Architect認定資格の受験体験記を元にしたものだそうです。実体験を元にされているのもあり、的確なコメントです!
そしてハンズオンをさぼっている河窪さんに
ご隠居さん「お前さん、手は動かしたのかい」
ご隠居さん「SkillsBoostっていう一時的に環境が払い出される安心安全のサービスがあるんだ」
なんていうアドバイスも。ハンズオン学習、大事です!
ここからは文字ではこの落語の魅力を伝えきれないので書きませんが、「幕府のギガ寺子屋構想」「Jagu’e’rっていうGoogle Cloudに詳しい人の寄合」などなど沢山の名言が生まれ、河窪さんが一言話すたびに会場が沸き、チャット欄も大盛り上がりでした!!河窪さん、ありがとうございました!
そしてご隠居さんも仰っている通り、資格取得を目指している方はぜひとも人材育成分科会への参加もご検討ください!
(アクセンチュア株式会社 / 加藤 雅己)
クロージング
以上をもちまして、LTとチャレンジLT終了です!
約6割の方が初参加となったLACO#10でしたが、個性豊かな発表と初の試みとなった落語チャレンジLTのおかげで、会場・オンラインともに大きな盛り上がりを見せていただきました。
登壇者・参加者の方々、本当にありがとうございました!
LACO Meet up #10の最後に撮影した集合写真
最後は河窪さんを囲んで恒例のJagu’e’rポーズでの集合写真!
みなさんいい笑顔しており、楽しんでいただけたことが伝わってきますね!
また、SnackExchangeと題してお菓子を持ち寄り交換する会場参加者限定の企画もおこないました!こちらも好評で、「懐かしいお菓子が食べられた!」とお菓子話に花が咲いていたようで、皆様童心に帰った気分になっていました。
ちなみに、SnackExchangeの最後にあったお菓子の人気投票では、以下のような結果になりました!
SnackExchangeの投票結果
定番のキットカットやきのこの山・たけのこの里が上位に来ていました。
甘い系のお菓子だけでなく、歌舞伎揚げやサラダホープといった塩っぱい系のお菓子も同等に人気でした!
是非、機会があればオフラインでの参加も検討してみてはいかがでしょうか。
リモート参加とはまた一味違う楽しみ方ができるかと思います!
デジタル・クラウド人材育成分科会のLACO#11 Meet upは6/23(金)を予定しています!
是非とも次回のLACO Meet upにもご参加ください!
(NRIデジタル株式会社 / 伏原 卓哉)