Jagu’e’r O11y-SRE 分科会 2024年の再始動と活動の紹介
Jagu’e’r O11y-SRE 分科会とは
Jagu’e’r Observability-SRE 分科会(以降 O11y-SRE)は、Jagu’e’r(Japan Google Cloud Usergroup for Enterprise) の分科会の1つで、2022年4月に発足しました。
O11y-SRE ではオブザーバビリティと SRE に関わるさまざまな概念を中心に LT 会とワークショップの実施、運営メンバーからのセッションや Google Cloud のアップデートを発信しています。2024年では、オブザーバビリティ, SRE はもちろん DevOps, Platform Engineering, LLMOps, DBRE, 自動化など、さまざまな内容を取り扱いました。
ちなみに発足の当初は Observability 分科会でしたが、第2回 Meetup 時には SRE の要素も加わり、Observability/SRE 分科会とも記載されるようになりました。2024年からは表記を統一して、Observability-SRE, O11y-SRE としています。
2024年の活動
2024年は2022年後半から分科会の運営を牽引いただいていた、(元) 株式会社スクウェア・エニックスの橋本さんと New Relic の岩田さんから運営リードの引き継ぎを行いました。
発足した2022年は COVID-19 の影響も残っており、オンライン(Google Meet)での Meetup 開催が主軸であり、第5回であるセキュリティ分科会とのコラボもオンラインのみの開催でした。
2024年からはこの活動を一新し、オンラインのみの気軽に参加できる Meetup の開催を続けながらも、オンサイトでの交流を促進できるハイブリッド形式での Meetup を2ヶ月に1回の頻度で実施しました。
これらの活動は2024年初めに、運営リードを引き継ぐ前に PR/FAQ を当時の運営リードを含む運営メンバーの方々に提示しました。この内容として、突発的なイベント開催ではなく継続的なイベント開催と、イベント開催方式の変更とワークショップの実施など、他分科会でも見られないような活動の推進を含む提言を行いこの内容に基づいて2024年は分科会のイベントを開催しました。
結果として、第6回の Meetup 開催から第10回まで計5回のイベント開催をし、そのうち3回はオンサイト開催含むハイブリッド形式の Meetup となりました。
第6回「SRE 怖くない ~ みんなで踏み出そう！SRE への第一歩 ~」
SRE 初心者や SRE の概念を難しく捉えている方々向けに、「SRE 怖くない」というテーマで「こういった取り組みに興味がある！」「取り組み始めた！」という SRE に踏み出した経験や知見を共有していただく LT 会を開催しました。
第7回「開発者に捧げる Site Reliability Engineering」
新しい運営体制を正式に発足すると共に、本分科会としては初めてハイブリッド形式のイベント開催となりました。開発者向けに SRE のはじめ方を考える スペシャリスト × 経験者2名の体制でのパネルディスカッションを中心としたイベントを実施しました。
O11y-SRE 分科会 Meetup#7 開催！「開発者に捧げる Site Reliability Engineering」
第8回クラウドネイティブ 分科会 コラボ「クラウドに依らないオブザーバビリティ」
クラウドネイティブ分科会とのコラボイベントとして、Google Cloud を飛び出して初の外部会場として Datadog Tokyo Office でのイベントを開催しました。さらに、本イベントは NDA なしのイベントとして Connpass を中心に Jagu’e’r 会員以外の方々の参加と登壇をいただく貴重な機会となりました。
第9回「Next Tokyo ’24 を勝手に Recap & 初めましての LT 会」
8月末に開催された Google Cloud Next Tokyo ’24 に合わせて、分科会に関連のあるセッションのまとめを運営メンバーから紹介し、分科会としても初心者向けに LT での発表の機会を設けることができました。
O11y-SRE 分科会 Meetup#9 開催！「Next Tokyo ’24 を勝手に Recap & 初めましての LT 会」
第10回「あなたの SRE の現在地」
2024年の活動の集大成として、Google Cloud が公開している「SRE チームの評価に役立つレベル別チェック リスト」の内容に沿ったオリジナルのワークショップを開催しました。ここでも初の試みとして、前半は通常通り LT 会を開催し、後半はオンサイトのみでのチェックリストを用いたワークショップでの交流を行いました。
2025年も O11y-SRE を盛り上げよう！
2025年も本分科会と O11y-SRE 自体を盛り上げるために、様々な活動の幅を広げていくことを計画しています。
本分科会は4人の運営リードによって2024年の活動の大半を実施しています。これまで分科会イベントに参加された方や、O11y, SRE にご興味のあるお好きな方は是非分科会の運営にもお力添えいただけますと幸いです🙏