GWS分科会 Meetup#1 「Reboot GWS分科会!」 開催報告

みなさまこんにちは、GWS分科会です!
メリークリスマス!🎅🎄🎉

2023年12月1日にGWSユーザ会との合流を受け再始動をテーマに、「Reboot GWS分科会!」を開催しました。

Meet up #1では、G神にっしーこと明治クッカーの西原さんよりGWSをテーマにしたYoutubeの配信の裏側、また3組の登壇者にLT発表していただきました。
今回はハイブリッド開催でしたが現地約40名、オンライン約60名の100名の参加者大盛況でした。

本Meet upですが、Google Cloud Next Tokyo’23とJagu’e’r Park Winterの合間の皆様お忙しい時期であるにもかかわらず、たくさんの方にご参加いただき、アンケート回答でも満足という声をいただきました。ありがとうございます!

 

運営メンバーのご紹介

 

本Meetupは上記総勢9名(現在13名!)の運営メンバーを中心に+Googlerのみなさまで作り上げました。それではReboot始めてまいります!

オープニングとして、GWS分科会についてご説明しました。GWS分科会ではGoogle Workspace活用事例の共有を中心に、参加者みなさんの「寺子屋」的な場所となるべく活動していきたいと思います。

(株式会社NTTデータ / 山時 浩一郎)

それでは特別講演+LT3本の豪華ラインナップのご紹介です。

特別講演 株式会社明治クッカー 西原さん (にっしーさん)
「Google Workspace Youtuberが語るコンテンツづくりの裏の裏」

YouTube & TikTok (毎月35本)

牛乳屋さんの業務効率を高めるGoogle Workspace
今日の期待値は「ああそうなんだ」くらい。頭の片隅に置いてほしい。
年間500回くらい話続けている。牛乳配達事業も進めつつYouTuberをしている。
噂のにっしーさん、GWSでは誰もがお世話になっています。

cooker8 by 明治クッカー – YouTube

牛乳屋さんをやりながら月間42回!年間500回!話し続ける! (TikTok含め月間35本の動画と7回のライブ)
一本の公開まで15時間!

サムネイルも9つ目でやっと決定!

猪木バージョンはインプレッションあった

GWSコンテンツを始めた理由は跳ねたから。
ビジネス系を真似たけど流行らず、、(当時で言うところの某社長とか)
当初は3日で一人登録。「牛乳屋さんの業務効率化をGWSで」をやった次の日に1日10人登録へ!
1年2か月で1000人!
市場の期待値に応え続ける!

GWSコンテンツつよいんですね!
急激に伸びる→安定して伸びる
登録者は最初から跳ねたわけではなく、ある時急に伸びて、今安定的に伸びている。
GWSのYouTubeをはじめたら急に伸びた。

ITバックグラウンドなくYoutubeが跳ねた。そのため怯えた。
↑わかりますー、ITバックグランド

今は枯渇!
昼から夜まで
録画しながら何度もリテイク!

実際の撮影風景とリテイク

収録開始。昼間

日が暮れた
途中で撮影中断。このときは40分。

めっちゃ悩んでる (思ったようにGWSが動かず)
撮影スタッフの機嫌も徐々に悪く…笑

まっくら。もちろんスタッフも同じように夜遅くまで…
ユーザーに突っ込まれないか常に不安を抱えている。

GWSで説明できるの12個くらい
GASは使わない。

真実(撮影の裏側)

「社長たち遊んでませんか・・・?」←厳しい・・
収益化したくらい(チャンネル登録者1000人)から認められはじめた。

ねった動画は回らない、逆もしかり
上位5/7は直前で考えたネタ

再生数が回りそうなものが以外に回らない。Looker Studioで頑張っても…
パッとでたアイデアが以外に跳ねたりする。
撮影直前で考えたものが再生数ランキング上位に、、

再生数が増える=回る、という表現、初めて知りました。

思い入れのあるものが必ずしも跳ねるというわけではない。
やはりYouTubeはプロダクトアウトで考えがちだがマーケットイン。
撮影や編集はITのバックグラウンドがないメンバーで構成されている。

19分の動画の台本はたった5行のメッセージ
(そんなほぼアドリブでしゃべれるなんて!)

もはや台本ではない・・・
構造と流れだけ練っておく
キーワードで進めていくのがニッシーさんのスタイル。

アップデート

アップデート情報→英語のアプデ情報+アプリ全部触る
→「New」って書いてある
英語にした瞬間にUIが変わってビビることもありますよねぇ

これはGWSの運用のべスプラともいえますね

プラスでだけ使える機能もある
3つのプランを確認するので作業量三倍!
まさに神
Plusが即時リリースは、自分でそうされているのかなぁ(イメージ的に安定してから、計画リリースされると思ってました)
まるでGoogle Cloudのサポートみたいな問い合わせが!w

公式サポートのように😅

問い合わせでは、Google Cloudニくるようなサポートが求められることもある。
ヘルプデスクみたいな問い合わせ。もはや公式サポートみたい。

シリコンバレーのスタートアップから問い合わせ!

残念ながら牛乳屋さんは斜陽産業。
だが報われない世界観を変えていきたいという信念!

かっこいい・・・

癒し系いきもの クッカーくん +15円

癒し系いきもの クッカーくん 2 – LINE スタンプ
にっしーさんに15円入る とのこと笑

質問タイム

Q:GASはどうして使わないの?

GASはめちゃくちゃ使いたい
ANAさんも使っていない
自分たちでだれでも回収できるのが重要
使わない縛り
↑その勇気がほしい

ANAさんをエーエヌエーさんという公式呼称されているの、印象的でした。業界では有名ですが

GASを避けてるにっしーさんがAppSheetを活路かも?と言われてたのはAppSheet導入検討企業には後押しになりそう

〇クセルマクロ・・・あるある
(エンドユーザーコンピューティングあるある。情シス経験のある方なら野良マクロ問題は経験しているのでは。)

マネタイズが苦手な傾向にある・・
牛乳屋さんのおじいちゃんでも使えるGWS!

YouTuberのアドバイス!
完全に人に紐づく!
誰が喋ってるかが大事。最初は人>商品
人の上に商品が乗っかってくる!

ここでノリノリになって質問を受けすぎて時間がおした気がする・・・いいよね笑
↑いや、ありがたい時間でした。

(TD SYNNEX株式会社 / 吉川洋太郎)

MBS 倉田さん( MBSは日本初の民放)
「AppSheetではじめる自走する現場DX」

JNNでは既に全28局でGWSを導入されており、
業務効率の向上がJNNで広まっているのが数字でわかります。
強制していないのに凄いですね!

GWS活用事例、AppSheetのテンプレート活用、などGWS活動を後押ししたい(心強い!)

社内では、GWSで効率爆上がり!派 ⇔ やや上り派…
溝は深まるばかり…

GASという要点だけであとは任せっきり・・・

「しらんけど」
しらんけど名言!

カタカナの「ガス」なのがポイントですね

☆自走してほしい 自分でDXが理想
自走してほしい、本とわかります

2023年1月社内でAppSheetハッカソンを開催!

AppSheetにプログラミング経験は関係ないのです!
参加者は全社員から募集しました

ハッカソンを行った結果、、

人事がAppSheetアプリを作っている!最高!!
理想的なDX現場になっています!

そしてこのようなアプリケーションも作られています。
育休管理アプリ リスキリング支援アプリ
ゴルフ中継支援アプリ。

このゴルフ中継アプリはAppSheetを知ってから14日で作成したものを実戦投入しています。
知識ゼロから1週間で9割型完成させています。

ゴルフ場の裏情報としてリアルタイムでの情報収集を行っています。

収録したディスクとプレー情報をカメラアシスタントが走って届けるのが以前、、

今回はモバイル回線で転送
アシスタントが、AppSheetのアプリで編集マンにリアルタイム送信
スマホを操作し続けるのが印象悪いので簡易的に入力できるようにしています。
まさに現場でないと出てこない意見ですね!

編集マン自身がアプリ作成しているので現場で求められている機能がわかっている印象です!
開発者に依頼するとうまく伝わらないことってあると思いますが、これこそまさに市民開発の魅力!

そんな中での自走の秘訣は

1.業務の理解
2.自分の隣の人の仕事が楽になれば十分

次回は2024年2月1日にハッカソン開催

倉田さんのLTは情報量もありつつ整理されていて面白さも素敵な魅力!
スライドの勉強にもなりました!

最後にハッカソンの裏話として
若手放送エンジニアはITにとても関心が高い
皆自主的に手を挙げてくれる
全体で20~30の間くらいの人数が参加している
前回は褒めるけど採点はしなかった。ほぼハンズオンイベントだった。
とのことです!

(株式会社電算システム / 室町健太)

あだちさん(リモート)
「1000個の英文を、Colab-gTTSでナレーション声起こしする時の、製造業らしく泥臭く工夫する話」

内容もさることながら、一番参加者が驚いたのは、「台本そのまま投影!」に加え、先に台本を流すという発表方法。他のLTに比べ、内容が難しいと感じる方も多くいたかと思いますが、後から見返すことができるという面白い手法でした。

本題は、あだちさんがcolabとBardで、英文の声起こしを実現できたということで、以下の通り読み違いはあれど、Bardに”声起こしして”と伝えるだけで、ほとんどミスなく一発クリアで作り上げたという。

誤訳の例:「げんちーげんぶつ」 → 「ガむちっつがむつん」

NとMの差分を識別することが難しかったそうです。

愛知の大きな自動車会社🚗のあだちさん

また、質疑応答の際に衝撃的だったのが、”デバック”が何を意味するのか知らない中でも、作り上げることができたということでした。
これには、エンジニアが比較的多い参加者から、”SE・エンジニアの職が危うい”という驚きの声が上がっていました。

コーディング経験がなくても便利なアプリを作ることができる”Colab”と”Bard”のセットはともに無料で作ることができ、Colabは、以下の通りDriveアプリから選択頂くか、Bardの出力内容下から作成することができますので、気になる方は是非お試しください!

(デロイトトーマツアクト株式会社 / 坪田弘紀)

吉積情報株式会社 池平さん(リモート)
「データはすべてドライブへ Googleドライブ運用 のベストプラクティスとは」

スピーカーの池平さんは普段、Google Workspaceのライセンス販売や導入支援をされているとのこと。
為になるベストプラクティス、待ってました🎉

すでにマイドライブ大変なことになっているので、GWS導入時にこういうノウハウ教えていただきたいです。
活用のためには、マイドライブと共有ドライブの使い分けが大事だそう!

マイドライブからの社外共有は危険とのこと…☹
確かに個人で共有し放題になってしまうのは不安ですし、退職時の権限移譲も大変です。

そこでマイドライブは社外共有禁止にし、
共有ドライブは必要に応じて作成・共有するのがベストだそう!
ちなみに共有ドライブは、今年からBusiness Starterエディションでも使用可能になっています✨

共有ドライブのメンバーにも注意が必要とのこと。
機密ファイルを共有したいユーザーはドライブのメンバーとして、コラボレーションさせたいユーザーはゲストとして追加するのがおすすめだそうです!

共有ドライブの構成の考え方は「浅く、広く」!!!
検索でファイルにすぐたどり着けるので、細かなフォルダ分けが不要なのは魅力的です👏👏
ドライブならではの大事な考え方ですが、階層に慣れていると浸透しづらいところ💦

また、命名規則を作るのが管理のコツ!
検索やAI学習(!)を前提に規則を作ると良いそう。参加者のエンジニアからは納得の声が上がっておりました。

ここでアップデート情報!
各組織部門に対して、それぞれ共有権限を与えられるようになりました。
より柔軟な権限付与を実現できます👏

監査対策ならBusiness Plus、セキュリティならEnterpriseエディションがおすすめ。

うちどれだろう・・・?

管理のコツとしては、
・組織に対して番号を割り振って、命名規則を周知徹底。
(番号によって社内組織の上下関係が!?)
・棚卸し大事
古いものが、もうどうしていいかわからない。
2,3個メモした無題のファイルがいっぱい、ということあるあるですよね。

複雑になりがちなドライブ管理ですが、解決の糸口が見えてきた気がします🔑
今日から役立つ情報ばかりのLT、ありがとうございました!!

(株式会社電算システム / 野間風花)

Google Workspace 生成AIの機能紹介 By Kawassy

2023年のTech界隈で大きな話題になった生成AI系サービスのOfficeスイーツへの展開、Google Workspace でももちろん対応が始まっており、GooglerのKawassyさんから最新機能のご紹介を受けました。

 

 

Google社内でも生成AIの活用は当然進んでおり、生産性がバク上がりで、さらにちょっと業務楽しくなってきた、とのことで期待が高まる導入です。
まずは広く知られるGoogleの生成AIサービスであるBardの活用例として、家族の誕生日プレゼント相談という実際の使い方をご案内いただきました。
こういったB2Cでの身近な事例があると、生成AIの活用も入りやすく、GWSの生成AI機能の活用アイデアにも活かせそうですね。
ちなみにご家族(ご長男)へのお祝いは、釣り堀体験に決まったそうです😄

そして、いよいよ期待のDuet AI in Google Workspaceのデモ開始です。
2024年に日本語対応されることも発表されました!

当日は実際にブログ記事の生成業務において、日本語での指示出しからDrive内別資料を参考にしたブログのドラフト作成事例をお見せいただきました。
自然言語での依頼に対して、即座にGoogleドキュメント上に文書が作成される様子は感動的でした。しかも特定文書を参考にして、トーン&マナーの調整も可能とのこと、これは期待が高まる機能です。

そして、続いてのデモではChatの会話をもとにしたアプリ開発が実現できる、Duet AI in AppSheetのデモです。
Google内でもDuet AI in AppSheetを利用したハッカソン(アイデアソン)が実施されているとのことでした。

そして今回のデモ、まさかのテーマ決定は当日の席上で決定!!!
採用活動支援アプリ vs 希少生物管理アプリから、会場とオンラインのリアクションで選定となりました。

ちなみにジャガーも準絶滅危惧種とのことです!(Jagu’e’rは大丈夫!!)

どちらをチャレンジするか投票。結果は僅差で希少生物管理アプリ😃

GoogleChatのUIでDuet AI in AppSheetに話かける形で、アプリテンプレートがどんどん形作られていきます。
ImageをリクエストしたがTextになっちゃうなど、生成AI独自のお茶目な点もまだ残っているようでしたが、今後精度がますます向上されるのは確実に感じました。

そして、AppSheetとの会話によって、その場でアプリが完成。
ジャイアントパンダが入っているなど、アプリのダミーデータも生成AIが準備してくれているようです。

ノーコードでのアプリ開発が特徴となるAppSheetですが、Duet AI機能の追加によって、ますます市民開発者によるアプリ作成が広がる未来が感じられるデモでした。

最後にあらためてのGWSのストロングポイントのご紹介。

Kawassyさん的には宣伝とおっしゃられていましたが、GWSファンの私達でもGWSの素晴らしさを再認識させていただくサマリーです。

最後は、Duet AI in Google Workspaceで生成された、幸せそうに笑うジャガーでFin。実際の現場でも早くDuet AIを活用したくなる、素敵なセッションでした。

(合同会社 Vendola Solutions LLC/宮井拓也)

所感・まとめ

最後に運営よりJagu’e’r Parkの分科会LTでも発表しましたGoogle Workspace事例コンテストの告知をさせていただきました。企画検討中ですので楽しみにお待ちください!

以上をもちまして、Meetup#1終了です!

最後にお決まりのジャガーポーズ

ユーザ会も含めて約3割の方が初参加とのことで、特別講演とLTで会場・オンライン共に大きな盛り上がりでした。会場もオンラインからもそれぞれの発表に積極的な質問があり、時間の関係で取り上げられなかったほどの盛り上がりでした。Slackにてフォローしておりますので、是非ご確認ください!

アンケートでも、会の雰囲気について”思ったよりもリラックスムード”とのお声をもらい、幸先のよいRebootができたのではないでしょうか。会場の懇親会でも登壇者の方々への質問等、熱量そのままにネットワーキング、意見交換が進んでおりました。

また、本ブログ執筆にも約10名以上の参加者が手を上げてくださりワイワイとブログ執筆ができました。最後に登壇者・参加者の方々、本当にありがとうございました!

(株式会社NTTデータ / 山時 浩一郎)

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