Jagu’e’r 沖縄分科会 Meetup #2_「うちなーんちゅ × IT × 未来:Google Cloudで広がる可能性」振り返りレポート

めんそーぐすーよー!Jagu’e’r 沖縄分科会運営メンバーの栄野川 隼人(エノカワ)です。
2025年3月19日、「うちなーんちゅ × IT × 未来:Google Cloudで広がる可能性」をテーマに、Jagu’e’r 沖縄分科会 第二回Meetup をSAKURA innobase Okinawaでハイブリッド開催しました。
多様なバックグラウンドを持つ参加者の皆様と共に、「うちなー」の未来を深く考え、新たな気づきを得る場とすべく企画しました。
会場とオンライン、双方から熱気あふれる交流が生まれました。
オープニング・運営メンバー紹介
まずは主催者からのご挨拶。沖縄分科会を支える運営メンバーの自己紹介で幕を開けました。
Jagu’e’r エバンジェリストの山時浩一郎氏からは、Jagu’e’r全体の取り組みと、着実に広がるコミュニティの輪についてご紹介いただきました。
現在、沖縄分科会の運営メンバーは総勢13名!
そして、この日の司会を務めたのは、クラウドエースの島袋展行氏。
島袋氏の終始和やかで活気あふれる進行が、イベントを盛り上げ、参加者もリラックスして楽しめる雰囲気を作り出しました。
沖縄をITとコミュニティの力で盛り上げたいという熱意に満ちたメンバーの存在が印象づけられる時間となりました。
特別講演:「Jagu’e’r ってやつを作ってみた話」
Jagu’e’r創設者であるG-genの黒須義一氏からは、Jagu’e’r設立にまつわる貴重なストーリーをお話しいただきました。
Google入社半年後に偶然生まれたアイデアが、いかにして日本最大級のGoogle Cloudユーザー会へと成長したのか。
社内調整の舞台裏や、名称「Jagu’e’r」に込められた意味、そしてコミュニケーション基盤にSlackを選んだ理由など、普段聞けない裏話が満載でした。
設立時のわずか4つから36に増えた分科会、そして5,000名に迫る会員数 が示すJagu’e’rの広がりもご紹介いただきました。
黒須氏のメッセージは力強く、「思いつきでも、コツコツ続ければ道は開ける」「人が少なくても、誰かの居場所であれば良い」「自由な意見交換こそがコミュニティを育む」という熱い思いが響きました。
さらに、沖縄分科会が全国へ向けた情報発信拠点となることへの期待も語られ、参加者の士気を高めました。
セッション:「沖縄出身 Googler のキャリアと視点〜育児と闘病と仕事の話」
GoogleでYouTube Ads Marketing Managerを務める沖縄出身の下地彩子氏からは、波乱に富んだキャリアと、育児・闘病を乗り越えた経験についてお話しいただきました。
広告業界からGoogleへ、そして働きながらのMBA取得 という輝かしいキャリアパスの一方で、育児と仕事の両立のリアル、そして健康診断で見つかった乳がんとの壮絶な闘いについても率直に語られました。
抗がん剤治療中の体調や仕事への向き合い方、当時4歳だった娘さんへの向き合い方など、個人的な経験に基づいたお話に、参加者は引き込まれ、感銘を受けている様子でした。
また、セッション後半ではYouTubeの最新動向についても詳しいお話がありました。
効果的なYouTube広告のターゲティングや、Google AIの活用についても触れられ、多角的な視点から学びの多い時間となりました。
座談会:「沖縄のITとキャリア、これから」
Meetupの後半は、沖縄のITとキャリアをテーマにした座談会が行われました。
國吉氏(G-gen)、秋山氏(ちゅらデータ)、三小田氏(QTnet)、アイパー隊長氏(CBcloud)をはじめとする多様なバックグラウンドを持つ登壇者が集結し、熱のこもった議論が展開されました。
沖縄のITエンジニア市場の現状、案件規模や地理的な課題、そしてクラウド時代に必要なスキルセットについて現実的な意見が交わされました。
また、低い賃金や交通渋滞といった沖縄特有の社会課題に対し、ITがどのように貢献できるか具体的なアイデアも飛び出しました。
一方で、花粉がない、地元愛が強い、ワークライフバランス重視の働き方がしやすい、地域ネットワークが活かせるといった「沖縄で働く魅力」も語られ、参加者は沖縄でのキャリア形成の可能性について考えを巡らせました。
さらに、海水浴の服装やかりゆしウェア、うちなータイムなど、「沖縄あるある」で会場が盛り上がる場面も。
特に、沖縄の課題ともやしの値段を結びつける大胆な仮説には、会場からどよめきと笑いが起こるなど、終始和やかな雰囲気で沖縄ならではの視点からの活発な意見交換が繰り広げられました。
クロージング・ジャガーポーズで記念撮影
クロージングでは、参加者全員でジャガーポーズでの記念撮影が行われました。
会場参加者はもちろん、オンライン参加者にもジャガーポーズでの協力が呼びかけられ、一体感が生まれる瞬間でした。
懇親会
SAKURA innobase Okinawaからほど近い「吉﨑食堂 久茂地本店」に場所を移し、会場参加者による懇親会を開催しました。
美味しい料理と共に、登壇者や参加者がフランクに交流。
熱気あふれるMeetupに続き、ここでもITやキャリア、そして沖縄の話題で盛り上がり、有意義な時間となりました。
まとめ
Jagu’e’r 沖縄分科会 第一回Meetupに続き、第二回Meetupも大盛況のうちに幕を閉じました。
Jagu’e’r創設者の貴重な講演、Googlerによる示唆に富むセッション、そして沖縄のITとキャリアに関する活発な座談会を通じて、Google CloudやIT、そして「うちなー」の未来について深く考える機会を得ることができました。
運営メンバーと登壇者、そして何よりも参加者全員の熱量と積極的な交流により、沖縄のクラウド・DXを共に盛り上げていこうという強い一体感が生まれたイベントでした。
ご参加いただいた皆様、登壇者の皆様、そして会場を提供いただいたSAKURA innobase Okinawa様に、改めて心より感謝申し上げます。
今後の展望
Jagu’e’r 沖縄分科会は、この熱気を原動力に、今後も地域課題解決へのDX推進、多様なコラボレーション企画、そして誰もが気軽に学べる勉強会などを企画・実施していきます。
早くもKOZA から始まる AI ハッカソン presented by Jagu’e’rの開催が決定しており、2025年5月9日にStartup Lab Lagoon KOZAにて、AI/ML分科会とのコラボイベントとして地域課題解決ハッカソンが開催される予定です。
今回ご参加いただけなかった方も、ぜひ今後のイベント情報をチェックいただき、ご参加いただけたら嬉しいです。
やんどー!(やろうぜ!)
【開催確定】KOZA から始まる AI ハッカソン presented by Jagu’e’r お申込み
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