活動報告: ヘルスケア分科会 第5回イベントレポート
皆さま、こんにちは!ヘルスケア分科会です。
第5回となるMeetupは、ヘルスケア分科会では初のハイブリッド開催となりました!
製薬会社、ヘルスケアスタートアップ、そしてGoogleオフィスでのピラティスなど幅広い話題のMeetupとなりました。
そして今回の活動報告は、発表者ご本人からの報告となっています!
それでは、最後までご覧ください。
(株式会社エヌデーデー / 関口 貴生)
中外製薬 / 田畑 佑樹様「中外製薬のアジャイル開発組織tech工房の取り組み × Google Cloud」
初めに中外製薬デジタル戦略推進部アジャイル開発推進グループの田畑より、製薬会社におけるアジャイル文化の内製化浸透への取り組みとGoogle Cloudの活用についてお話ししました。
まず中外製薬のご紹介と中外におけるDXのとりくみとDXを内部から推進するための「tech工房」を設立した一連の流れをご紹介しました。
・なぜ製薬会社で内製の部隊が必要なのか、tech工房設立の背景についてご説明しました。規制や高度なドメイン知識が必要な中、新規ビジネスやビジネス高度化といったアイデアのプロトタイミングが困難→そこで内製に取り組んでいます。
・一般的なアジャイル&DevOpsを普通に使えるようにする!というのが製薬業界だと難しく。。。コツコツと足回りを固めて実績を重ねているところです。
・中外製薬ではクラウド活用を推進しており、AWSがメインクラウドですがGoogle Cloudが2023年末から利用可能となります。そこに向けてtech工房で行ってきた活動について、2022年に教育プログラムを提供してもらいつつGoogle Cloudを知り、2023年1月にTech Acceleration Program(TAP)に参加、Google Cloud上へのWebアプリのインプリを3日間のワークショップで行いました。このワークショップでは様々な気づきがありました。詳しくはTAPのBlogで公開されていますので気になる方はご参照ください。
https://cloud.google.com/blog/ja/products/application-development/chugai-pharm-acceleration-program
(中外製薬株式会社 / 田畑 佑樹)
株式会社テックドクター / 三宅 佑弥様「データで調子を良くする時代へ!デジタルバイオマーカーの開発と活用」
続いて、テックドクター事業開発マネージャーの三宅からFitbitから得られるPHR (Personal Health Record) 利活用の事例についてお話しました!
長期間に渡って取得できるウェアラブルデバイスデータから、特定の疾患の状態を捉える”デジタルバイオマーカー”のご紹介です。
・世界中の臨床研究においてウェアラブルデバイスを用いた研究がひろがってきている、という現状と予測があるんです!
・ウェアラブルデバイスデータを用いた”デジタルバイオマーカー”が実現可能となる世界に向けて、バイタルデータの蓄積と分析をもとに、指標となるマーカーを開発しています。
・疾患を持たれている患者様にウェアラブルデバイスを着用してもらうと疾患特有のデータが取得でき、さらに様々な疾患におけるデータから”デジタルバイオマーカー”が開発できる可能性大!
⇒疾患予測モデル、疾患判定モデル、病態把握モデルなど、臨床現場でも使えるアルゴリズムをウェアラブルデバイスデータから開発中です。活用の幅は益々広がりそうな可能性を秘めています・・・・!
・ウェアラブルデバイスデータを用いて、多様なビジネスモデルを検討しています。最近では自治体、企業とのコラボレーションが非常に活発です。予測を検知し、予防することをデータを前提に使うことへの期待の現れだと感じています。
主にFitbitを用いたウェアラブルデバイスデータを深く解析していくと、健康~不調な状態を捉えられ、さらにデータを用いた事業転用まで幅広く展開できる可能性が高まってきています。
ぜひご興味ある方は、テックドクターまでお問い合わせください!
(株式会社テックドクター / 三宅 佑弥)
Google 松田 千枝様「Pilates第二弾セッション」
今回はデスクワーカー必見の肩首にフォーカスしたムーブメントを体験いただきます。
前回はマインドフルネスと簡単なピラティス体験でした。
改めて歴史と現状を絡めてご紹介。
今でこそメディア露出が増しつつあるピラティス。実は100年ほどまえの世界大戦中、負傷兵のリハビリ目的でジョセフ・ピラティス氏が開発したメディカルエクササイズでした。
おさらいまでに、前回の復習です↓
まさに、現代人のニーズにぴったりはまる効果のオンパレードなのです。
- どこでも
- 誰でも
- 簡単に
さらに、以下の点だけ抑えておけば、気軽に一人でできちゃう。
- 骨盤を立てる(坐骨をイスに突き刺すイメージ)
- おへそを背骨に引き込む(薄いお腹を作る)
- 見えない壁をイメージして、頭・肩甲骨・骨盤を壁にセット(自然な背骨のS字カーブ)
- 鼻から吸って口から吐く(お腹薄いまま!)
で、実際にいくつか座ったままできるポーズを実践してみまし
実際にその場で練習してみました!
会場の皆さん、この時点で姿勢が良い!
- 背骨を動かすポース
- サイドにツイストするポーズ
- 腕を曲げ伸ばしして、肩の可動域を高めるポーズ
・・・・はい、実はとっても文字だけだと恐ろしく簡単に見えますが、本気でやるとすごくコアマッスルをアクティベートしています。肩首コリの原因は、実はコアマッスルの弱化も1つ。今回、改めて肩首こりを改善するために、周辺を動かしつつ、コア(体幹強化アプローチ)を入れてみました。
ほとんどの方が初めてこの日にピラティスデビューとなりましたが、様々な反応がありました。まずは、どんな変化があったのか?気づく、というプロセスが大事です。
このプロセスという発見から、日常生活に活かすヒントに繋がっていれば幸いです!!!
(Google合同会社 / 松田 千枝)
重大発表!! ヘルスケア分科会 新企画のご紹介
続いて、ヘルスケア分科会から新企画を発表させていただきました!
ヘルスケア分科会 運営メンバーの秋元です。
まずは皆さん、どんな生活をされていますか?
画像出典:Big Fat Cat | I took him to the Vet today. He got to ride on… | Flickr (図中の文字は加工)
そうですよね、毎日、朝から晩までパソコンに向き合ってカタカタ…
オンライン会議で話してばかりだと、こうなってしまいますよね。
そんな健康・体形が気になる Jagu’e’r 会員の皆さまへお届けする新企画です!
Diet Jam by Jagu’e’r です!!
ダイエットというとツラい、孤独なイメージがあります。
一人で食事制限と筋トレの日々を継続するには、強いメンタルが必要になりそうです。
そこで、Diet Jam では、みんなで健康になることを目指しましょう!!
イメージはこんな感じです!
画像出典:https://www.flickr.com/photos/wearesocial/17771322495/
「みんなで仲良く遊んでいたら、いつの間にか健康になってしまった」という状態を目指しましょう!
Diet Jam の企画概要をまとめました。Diet Jam では Fitbit を活用して健康にまつわるデータを取得します。
こんなにも多彩なデータが取得できるとは、興味深いですよね。
もちろん取得されるデータは個人の意志で選択できるようにします。
それぞれの指標を、健康ポイントに換算します。
そして健康ポイントを可視化して、みんなでポイントを競いましょう!
健康ポイントは Google Cloud が誇る最新テクノロジーで可視化される予定です。
イベント終了後に、健康ポイントが上位だった方には、豪華プレゼントが…!!
クラウド初心者から、健康診断の結果が気になっているエンジニアの方まで、広くご参加お待ちしております!
当日は健康ポイントへの換算式の紹介などを交えて、Diet Jam の構想をご紹介しました。
さて、ここまでブログを読んでいただいた皆さまに朗報です!
画像出典:“Sunday Experiment Highlights NASA’s MMS Mission: Join us from 1-3 PM on Sunday, March 16 at Goddard’s Visitors Center : NASA’s Magnetospheric Multiscale (MMS) mission via brief presentations from MMS scientists, hands-on activities that include spacecraft” by NASA Goddard Space Flight Center is licensed under CC BY 2.0.
そうです! この企画はまだ始まっていません。
Fitbit からデータを連携する裏側、ぜひ一緒に作ってみませんか?
Google Cloud エンジニア以外でも、 Jagu’e’r の運営に実は興味があるという方や、Diet Jam を通してぜひ健康になってみたいという方も、ぜひお声がけください!
みんなで素敵な企画を成功させていきましょう!!
To Be Continued…!!
(アクセンチュア株式会社 / 秋元 良太)
所感・まとめ
ということで第5回はGoogle渋谷ストリームとオンラインでのヘルスケア分科会初のハイブリッド開催となりました。
「ヘルスケア」という文脈でこうしてお話していただくだけでも、幅広い職種のいろいろな話題があるものだなと毎回新たな発見があっておもしろいですね。
ちなみに、今回は渋谷ストリーム35階で開催されたのですが、そこから見える渋谷の夜景も綺麗ですし、今回開催した場所がGoogleさんがイベントなどのYouTube配信を行ったりする場所でもあるので「おお、見たことあるぞ」という感動もありました。
最後はお馴染みのJagu’e’rポーズで閉会!
この記事を読んでご興味を持たれた方は是非 Jagu’e’rへの会員申し込み & ヘルスケア分科会へ申し込み をお願いします!
(株式会社エヌデーデー / 関口 貴生)