コンサルとSIer
コンサルとSIerって混同されているような気がしてる。
試しにコンサルとSIerをググってみたところこんな答えが返ってきた。
- コンサル
企業経営などについて相談を受け、診断・助言・指導をおこなうITを活用して企業の課題を解決する専門家 - SIer
情報システムの企画、構築、運用などの業務をシステムのオーナーとなる顧客から一括して請け負う情報通信企業
結果、システムの移行や構築に関わることがあっても、趣がだいぶ違う。
体感的にコンサルに素養のない人はそもそも採用されていないように感じる。課題を解決するの部分がSIerとは違うからね。
なぜ、使えない、とか、プロジェクトを失敗させてしまうコンサルが産まれるかというと
- コンサル自身が、コンサルティング行為に求められる思考や行動規範に則してない
- 発注側がコンサルティング行為に必要なコンテキストを提供できていない
この2点が原因として潜在している気がしている。さらにいうと高いフィーを頂いているので、成功して当然になってしまっていて、
- 発注側とのコミュニケーション不全になっている
- 問題点があっても誰かに相談できない
この要素がさらに状況を悪化させてしまうと思う。
最近、たまたま手に取ったオライリーの「組織を変える5つの対話」という書籍を読んだ時に乗っていた言葉として以下がありました。
- ブリーフィング
意図する結果を伝え、その結果に向かう際の制約を与え、実行中にできる裁量を説明します - バックブリーフィング
望ましい結果を達成するための具体的な計画を説明し、この計画が当初の結果、制約、裁量と一致している事を確認する
この2つを、発注側とコミュニケーションをとって、あるべき姿に向かって、コンサルティング行為が進むなら少なくとも失敗は軽減していたかもしれない・・・そんなこと偶然拾った言葉に感じながら読んでいました。
そう、コンサルと共同、協奏する方法を整理できればもっと、コンサルティングのパワーを増大できると思う!
コンサルとSIerの仕事の仕方の差分を考えるミートアップやってみたいですねぇ